救急現場の真実!南多摩病院の24時間医療と混雑を避ける受診術
日本の救急医療を長年にわたり牽引してきた名医、益子邦洋名誉院長の存在を抜きにして、同病院の改革を語ることはできない。過酷を極める救急医学において数々の実績を挙げてきた益子医師は、「救急車を絶対に断らない」という強い信念のもと、病院組織の意識改革を推進してきた。
医療業界全体が医師不足や病床不足に悩まされるなか、益子名誉院長が下した決断は、単に患者を受け入れるだけでなく、初期診療(トリアージ)の精度を極限まで高めることだった。重症度に応じた迅速な優先順位付けと、後方支援病院へのスムーズな転院調整。この一連のシステム化により、救急搬送の受け入れ辞退率を劇的に引き下げることに成功したのである。