全国の暴力団人数は現在何人?警察庁データから見る激減の理由と最新勢力図
警察関係者や矯正施設を取材する法曹関係者の証言、公判廷で明かされた元組員たちの供述からは、世間がイメージする「高級車を乗り回すヤクザ」とはかけ離れた哀愁に満ちた現実が浮き彫りになっています。
関東地方の指定暴力団を数年前に脱退した元幹部の手記には、次のような生々しい告白が記されています。
「毎月数十万円の上納金を納めるために借金を重ね、最後はコンビニの廃棄弁当をもらって食いつないでいた。組にいれば組長からのプレッシャー、外に出れば警察と世間の冷たい目。身体を壊しても健康保険の適用すらままならず、入院費も払えなかった」
また、組を抜けた後も待ち受けるのが、いわゆる「元暴5年条項(5年ルール)」の壁です。暴力団を離脱してから最低5年間は、金融機関や不動産会社から暴力団関係者と同等に見なされ、口座開設や住宅の賃貸契約が原則拒否されます。この制度的ハードルが原因で、更生を決意した元組員が社会復帰できず、再び困窮や孤立に陥るケースが後を絶ちません。