『アルスラーン戦記』完結が「ひどい」理由とは?衝撃の結末を徹底解剖
物議を醸した最大の要因は、完結巻である第16巻『天涯無限』で展開された怒涛の展開にある。主人公のアルスラーンを取り巻く「十六翼将」と呼ばれる勇者たちが、次々と命を落としていく苛烈なラスト。最強の騎士として無双の活躍を見せてきたダリューンすらも例外ではなく、戦場に散るという過酷な運命を辿った。
読者の期待は、苦難を乗り越えた若き王が平和な国を築き上げ、仲間とともに長く治世を享受する王道ハッピーエンドにあった。しかし提示されたのは、あまりにも容赦のない現実と死の連鎖だった。主要キャラクターがほぼ全滅に近い形で退場していく惨状に、長年の愛読者が絶望し、悲鳴を上げたのは自然な反応と言えるだろう。