変幻自在の怪演派イ・ジュニョク徹底解剖!代表作から最新動向まで
彼の真骨頂は、ビジュアルやパブリックイメージを過激なまでに壊してみせる限界突破の役作りにある。韓国映画界の大ヒットシリーズ『犯罪都市 NO WAY OUT』への出演にあたり、彼は役に没頭するため肉体を劇的に改造した。主演のマ・ドンソクが放つ圧倒的な威圧感に対峙するため、なんと体重を20kg以上も増量。緻密な筋力トレーニングと過酷な食事管理によって、威圧感溢れる無慈悲なヴィラン(悪役)チュ・ソンチョルを作り上げた。
従来の爽やかな好青年の面影は影を潜め、荒々しい殺気を放つ犯罪ノワールの世界へ完全と同化。スクリーンを包み込む鋭い眼光と重量感あるアクションは、国内外の映画ファンや批評家から絶賛を浴びた。ただ太るのではなく、骨格や立ち振る舞いまで役に適応させるストイックな姿勢こそ、彼が「カメレオン俳優」と呼ばれる所以だ。