55歳のリアルと毒舌の美学:大久保佳代子が切り拓く「令和のおひとり様」生き方論
光浦靖子とともに「オアシズ」を結成した初期、彼女たちの笑いはどこか異端であり、バラエティのサブカルチャー的なポジションに位置づけられていた。OLと芸人の「二足のわらじ」を履いていた時期が長かったことも、彼女の独特な社会人感覚を養う大きな原動力となったはずだ。
時代が平成から令和へと移り変わり、生き方の多様性が謳われるようになった今、彼女が長年体現してきた「自分らしさを諦めない生き方」に時代の方が追いついたと言ってもいい。かつては異彩を放っていたそのスタイルが、現在では最も共感を集めるスタンダードな感性として受け入れられている。