2026年「キャノーラ油」ショックの深層:物価高と健康論争に揺れる日本の食卓、選択の行方
こうした状況下で急速にシェアを伸ばしているのが、国産原料を中心に製造される「米油(こめ油)」や、根強い人気を誇る「オリーブオイル」だ。大手スーパーのバイヤーによると、かつて食用油売り場の半数を占めていたキャノーラ油のフェース(陳列幅)は削られ、代わりに米油の特設コーナーが設置されるケースが増えているという。
「米油は加熱に強く、酸化しにくい上に玄米由来の栄養素が含まれている点から、少し高くても選ぶ人が増えている。価格差が縮まったことで、キャノーラ油から米油へシフトするハードルが下がった」と売り場担当者は分析する。選択肢が増えた現代において、消費者の「油選び」はこれまで以上にシビアだ。