大阪大谷大学はやばい?偏差値や薬学部の評判と国家試験の実態を検証
受験生が最も注視すべきは、入学後の教育効果と卒業時の「出口」の実態です。大阪大谷大学において二枚看板とされる教育学部と薬学部ですが、その内情には異なる課題と強みが混在しています。
まず教育学部の就職実績は、関西の私立大学の中でも極めて手堅い部類に属します。教職支援センターを中心とした徹底的な面接指導と模擬授業対策により、大阪府をはじめとする近畿圏の公立小学校教員採用試験において、毎年40〜50名規模の合格者を輩出しています。卒業生が教育委員会や教育現場に強固な人的ネットワークを築いているため、臨時採用や専任登用のルートも整備されており、教職を志す学生にとっては偏差値以上の教育環境が担保されています。
一方、評価が二分されやすいのが薬学部の評判と薬剤師国家試験の合格率です。薬学部新設ラッシュ期(2006年前後)に設置された同学部は、定員割れの危機感を背景に、進級判定の厳格化を進めてきました。厚生労働省が公表する国家試験結果を見ると、新卒合格率は全国平均並み(概ね75〜80%台)を維持している年が多いものの、裏を返せば「6年間でストレートに進級・卒業できる比率(標準修業年限内卒業率)」は決して楽観できる水準ではありません。下位層の留年や卒業延期によって新卒合格率の外見を保つ私立薬学部特有の構造問題は、大阪大谷大学も無縁ではありません。講義についていけず退学に至るリスクを避けるには、手厚い個別補講や学習支援センターを能動的に使い倒す覚悟が必須となります。