原稿用紙の書き方完全解説|9割が誤解する減点の落とし穴と合格ルール

原稿用紙の書き方完全解説|9割が誤解する減点の落とし穴と合格ルールに関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

多くの執筆者が無意識のうちに犯している致命的なエラーが、行末と行頭のマス目の処理です。文章の終わりを示す句点(。)や読点(、)が行の先頭に来てしまう配置は、日本語の出版・印刷標準において厳格に禁止されている原稿用紙の禁則処理に抵触します。

現場の採点現場で最も頻発している間違いが、行の最後のマスに文字が入り、入り切らなかった句読点を「次の行の1マス目」に単独で打ち込んでしまうケースです。これは原稿用紙の句読点の位置における最悪の悪手であり、ほぼ例外なく減点対象となります。行末のマスに文字と句読点を同時に収めるか、あるいは最後のマスのすぐ右横(縦書きの場合)の欄外余白に句読点を打つのが正式なルールです。

さらに混乱を招きやすいのが、原稿用紙のかぎ括弧ルールです。会話文や引用で用いる「」(かぎ括弧)の閉じ側(」)と句点(。)が連続する場合、多くの人が2マス使って「。」「」」と並べてしまいます。しかし、原則として閉じかぎ括弧と句点は同じ1つのマスの中に同居させるのが美しい表記基準です。また、開きかぎ括弧(「)を行末のマスに単独で置き、中身の文章を次の行から始めることも禁則処理違反に該当します。開きかぎ括弧が行末に来てしまう場合は、そのマスを空けて次の行の頭から「を始めるのが妥当な処置とされています。

加えて、原稿用紙の会話文と改行の作法にも明確な境界線があります。作文や随筆では、会話文の前後で改行し、発言部分を独立した行として扱います。このとき、開きかぎ括弧は行頭のマスに配置し、字下げを行わないのが一般的です。発言が2行以上にわたる場合、2行目の頭を1マス空けるか、空けずに詰めるかは流派が分かれますが、一つの文章内では完全に統一しなければなりません。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。