デニムのロールアップはなぜダサい?折り幅の黄金比と2026年の正解術

デニムのロールアップはなぜダサい?折り幅の黄金比と2026年の正解術の重要なポイントについて、最新情報を取りまとめてご紹介します。

「そもそも裾上げをするべきなのか、それともロールアップで対応すべきなのか」という問いに対し、明確な基準を持たないままロールアップに頼っているケースが散見されます。アパレルの縫製現場から見れば、この両者には明確な役割分担が存在します。

裾上げとロールアップの違いは、「シルエットの基準点をどこに設定するか」にあります。既製服のデニムは、裾に向かってテーパードやフレアなどの計算されたパターンが引かれています。10cm以上も裾をまくり上げて穿くと、本来ふくらはぎの位置に来るはずだった細い部分が足首まで下りてきてしまい、デザイナーが意図した美しいレングスバランスが根本から狂ってしまいます。基本的にロールアップで許容される長さの調整は5cm以内。それ以上余る場合は、まず専門店で適正な長さまで裾上げ(チェーンステッチ推奨)を行った上で、スタイリングの一環として1折り・2折りするのが正しいアプローチです。

また、ヴィンテージファンやこだわり派に愛されるセルビッジデニム(赤耳)の取り扱いにも注意が必要です。旧式力織機で織られた証であるセルビッジの赤いステッチは、ロールアップすることで初めて姿を現します。しかし、これを強調したいがあまりに太く折り返したり、無理やり何回も巻き上げたりするのは「こだわりアピールが過剰で野暮ったい」と敬遠されがちです。赤耳を見せる際こそ、幅2.0cm〜2.5cm程度の控えめなワンロールに留め、歩く瞬間にサイドシームからチラリと覗く程度の奥ゆかしさを保つことが、成熟した大人のデニムの嗜み方です。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。