小児の陥没呼吸は見逃し厳禁!胸が凹む原因と深夜の救急受診基準に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。
子どもの呼吸異変に直面した際、保護者が最も苦悩するのは「夜間救急へ連れて行くべきか、それとも119番通報で救急車を呼ぶべきか」の境界線です。臨床現場のアセスメント指標をもとに作成した、以下の小児呼吸不全危険度チェックシートを活用してください。
緊急度レベル観察される症状・バイタル数値一般的な基準・目安取るべき具体的行動【最重度】
直ちに119番
(救急車要請) ・唇、舌、爪が青白い(チアノーゼ)
・呼びかけに反応が薄い、意識朦朧
・息を吸うたびに頭がガクガク揺れる
・「ウーッ」と呻くような呼吸音(呻吟)
・呼吸回数が異常に速い(乳児>60回/分、幼児>50回/分)または異常に遅い 小児呼吸不全の末期症状。
SpO2(酸素飽和度)90%以下の疑い。
心停止リスクを伴う超緊急事態。 迷わず119番通報。
救急車到着まで子どもを無理に寝かせず、本人が一番楽な姿勢(抱っこ等)を保持。 【重度】
夜間緊急受診
(自家用車・タクシー) ・鎖骨の上や胸骨下が深く凹んでいる
・小鼻がピクピク広がる(鼻翼呼吸)
・息苦しさで横になれず座り込む
・水分や母乳が全く飲めない
・ケンケンという乾いた激しい咳 高度な努力呼吸。
自力での代償限界に近づいており、数時間以内の酸素投与や吸入処置が必須。 夜間・休日の小児救急外来へ直行。
移動中は窒息や体調急変に備えて常に顔色と胸の動きを注視する。 【中等度】
翌朝一番の受診
(夜間急変に警戒) ・肋骨の間がうっすら凹む程度
・顔色は良好でチアノーゼはない
・少量ずつなら水分補給ができる
・あやすと微笑む、視線が合う 中等度の呼吸障害。
睡眠中に急激に悪化するリスクが残るため、厳重な観察を要する状態。 寝室の湿度を保ち、頭を少し高くして寝かせる。翌朝かかりつけ医を即受診。
日本国内の小児救急医療体制において、小児陥没呼吸救急目安の基準線となるのは「呼吸補助筋がどれだけ動いているか」と「低酸素血症の有無」です。数値上の目安として、安静時の呼吸数が乳児で1分間に50回以上、幼児で40回以上続いている場合は、呼吸筋疲労を起こす前段階として速やかな受診が求められます。