エース「愛してくれてありがとう」は何話何巻?涙の最期と伏線の真相
インターネット上の掲示板やSNSでは、今なお「エースはなぜ赤犬の安っぽい挑発に乗ってしまったのか」「あのまま逃げていれば白ひげの犠牲も無駄にならなかったのではないか」という議論が巻き起こることがあります。この疑問に対する答えこそ、エース 赤犬 敗因の真相を読み解く鍵となります。
海軍本部大将・赤犬(サカズキ)は、撤退する白ひげ海賊団の背後から「白ひげは所詮…先の時代の“敗北者”じゃけェ」と言い放ちました。仲間たちが「乗るな」「立ち止まるな」と叫ぶ中、エースだけは足を止め、踵を返して赤犬に対峙しました。
これを単なる「短気な若者の暴走」と断じるのは、エースという人物の核を見落としています。実父ロジャーを憎悪し、自己の血統を呪っていたエースにとって、自分を受け入れ「家族」と呼んでくれた白ひげは、人生で初めて巡り会えた本物の父親でした。エースの自己尊厳は、白ひげという存在と不可分に結びついていたのです。
加えて、エースには「一度向き合ったら絶対に逃げない」という、ロジャー譲りの気質が遺伝していました。かつてガープが語ったように、ロジャーは愛する仲間を危険に晒さないために、敵の軍勢を前にしても決して背中を見せませんでした。エースが赤犬の前に立ちはだかったのも、逃亡の途上で仲間やルフィに海軍の追撃が及ぶことを本能的に防ぎ、父の誇りを汚させないための行動でした。
直接的な死因は挑発への激昂ではなく、その後に体力を使い果たしたルフィを赤犬が急襲し、ルフィの盾となってその身を挺したことです。赤犬の狙いは最初から「ドラゴンの息子であるルフィ」に定められており、エースは兄として命を賭けて弟を守り抜いたのが紛れもない事実です。