トレーシングペーパー使い方大全|写し絵から印刷・刺繍までプロが明かす裏技
Q1:100均(ダイソーやセリア)のトレーシングペーパーでも家庭用プリンターで印刷できますか?
A1:物理的な通紙は可能ですが、公式には印刷非対応であることが大半です。専用紙に比べてインクの吸収層がないため滲みやすく、乾燥に数時間を要します。また紙が薄いため給紙ローラーで詰まりやすい傾向があります。印刷を行う際は、コピー用紙を下に敷いてマスキングテープで固定する「台紙給紙法」を試し、印刷後は完全に乾くまで平らな場所で触れずに放置してください。
Q2:インクジェットで印刷すると文字が滲んだり指についてしまいます。解決策はありますか?
A2:プリンターの用紙設定を「普通紙」から「フォト光沢紙」または「封筒・厚紙」に変更し、インクの吐出量を抑える設定にしてください。また、染料インクではなく「顔料インク」搭載の機種を使うか、紙自体を「インクジェット専用トレーシングペーパー(オストリッチダイヤ社製やサカエテクニカルペーパー製など)」に変更することで、劇的に定着性が改善します。
Q3:刺繍のあとに紙を破り取るとき、刺繍糸まで引っ張って抜けてしまいそうです。
A3:ステッチを刺す際、針を落とす間隔(ピッチ)を少し細かめにすると、紙にミシン目のような穴が連続して開き、外れやすくなります。剥がす際は真上に引っ張るのではなく、刺繍の根本を指やピンセットの背で軽く押さえながら、布に対して「水平に倒すように」ペーパーを破るのがプロのコツです。頻繁に刺繍を行うなら、水で洗えば完全に溶けて消える「水溶性不織布・水溶性ペーパー」の導入も検討してください。
Q4:鉛筆でなぞる際、最も適した芯の硬さはどれですか?
A4:目的によって完全に分かれます。純粋な写し絵・トレースの清書線として残したい場合は、線がブレにくく汚れにくい「HB〜F」が最適です。一方、後から別の紙や木材に押し当てて転写するための「自家製カーボン紙」を作りたい場合は、黒鉛が柔らかく定着しやすい「2B〜4B」を裏面に塗り込んでください。