インコの飼い方完全ガイド|初心者が直面する落とし穴と懐かせる秘訣
インコ飼育をスタートするにあたり、生体代金以上に考慮すべきなのが飼育設備への初期投資です。最低限の飼育セットだけで済ませようとすると、後々マンション隣室との騒音トラブルや、冬場の低体温症による緊急入院など、高額な出費とリスクに見舞われます。
特に集合住宅で問題となりやすいのが呼び鳴きの音量です。セキセイインコであっても瞬間的な鳴き声は70〜80デシベル(セミの鳴き声や地下鉄の車内に匹敵)に達することがあり、コンクリート構造のマンションであっても共用廊下や換気口を通じて響き渡ります。この鳴き声対策として現在推奨されているのが、ケージ全体を囲う防音アクリルケースの導入です。外気との断熱効果も兼ね備えており、設置によって音量を日常会話レベル(50〜60デシベル程度)まで減衰させる効果が期待できます。
インコの室温管理においては、冬場の寒さ対策が死活問題です。野生下の原種が生息する温暖な気候とは異なり、日本の冬は極めて過酷です。特に生後1年未満の幼鳥や体調不良個体は、ケージ内温度を常に25℃〜28℃に保つ必要があります。ペットヒーター単体では局所的な加温になりがちで過熱事故の危険もあるため、温度を自動制御する電子サーモスタットの併用が必須装備となります。