狂気か、自己表現の極致か。Mattが体現する「崩壊と再生」の美学と、いま再評価される原点の姿
ネットの誹謗中傷は苛烈を極めた。しかし、彼はそれをユーモアで切り返した。他人の顔を「Matt化」するフィルターを配布し、自らもそれを楽しむことで、批判の刃を無力化したのだ。この高度なセルフプロデュース能力こそが、彼が芸能界で生き残り続ける最大の武器である。
容姿へのこだわりを隠さず、むしろ徹底的に開示することで、彼は「整形=隠すべきもの」という日本の古い価値観を打ち破った。彼の前では、コソコソと二重整形をするような後ろめたさは無意味に思えてくる。