東大赤門の閉鎖理由に迫る!耐震改修の裏側と再開ルートを独占取材
学術的な裏付け調査も着々と進められています。東京大学学術資産アーカイブには、明治以降の解体修理の記録や江戸末期の屋敷図面など、膨大な古写真・図面資料が保管されています。正式名称である赤門(旧加賀屋敷御守殿門)の歴史的構造を詳細に分析するうえで、これらの資料は不可欠な存在です。
アーカイブの記録を紐解くと、過去にも台風被害や地震による傾きを修正するための補修作業が度々行われていたことが分かります。当時の大工たちが残した墨書や手記からは、朱の顔料を維持するための特殊な塗料配合や、屋根瓦の重みと柱の偏倚(へんい)を打ち消すための工夫など、時代を超えた先人たちの智恵が浮き彫りになります。