秩父の名宿「和どう」を徹底解剖!極上露天と聖神社で掴む金運旅

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宿のルーツを紐解くには、西暦708年まで時計の針を巻き戻さねばならない。この地で純度の高い自然銅が発見され、朝廷へ献上されたことを祝して元号が「和銅」へと改められた。そして鋳造されたのが、日本最古の流通貨幣として名高い和同開珎である。

埼玉県秩父市黒谷の一角、宿からほど近い場所に現存する和銅遺跡には、かつて露天掘りが行われた採掘跡が今も生々しく残る。巨大な和同開珎のモニュメントがそびえ立つ谷あいに立つと、千年以上も昔にこの岩肌を削り、日本の通貨史の礎を築いた古代の人々の熱気が肌に伝わってくるようだ。

和銅鉱泉は、この歴史ある鉱脈の恵みとともに湧き出してきた。大地のミネラルを豊富に含んだ水脈が、長い年月をかけて育んだ恵み。単なる温泉旅館の枠を超え、歴史の息吹を肌で味わえる点こそ、この宿が唯一無二と呼ばれる所以だ。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。