スクールデイズ最終回はなぜ伝説に?Nice Boatと結末の真相
『School Days』を語る上で避けて通れないのが、主人公・伊藤誠に対する視聴者の強烈な嫌悪感と、ネット流行語となった「誠死ね」の元ネタです。なぜ誠はこれほどまでに嫌われ、その死を望まれたのでしょうか。
誠は単なる浮気性にとどまらず、自らの欲望のままに行為に及びながら、相手が妊娠を訴えると「本当に俺の子かよ」「お前が勝手にやったんだろ」と責任を全面的に転嫁しました。その不誠実極まりない言動の数々が視聴者の怒りに火をつけ、動画共有サイトのコメント欄が「誠死ね」の弾幕で埋め尽くされる社会現象へと発展しました。
しかし、こうした凄惨な展開はアニメオリジナルではなく、2005年に発売された原作ゲームのバッドエンド分岐がベースとなっています。原作は膨大なフルアニメーションで構成されたADVゲームであり、プレイヤーの選択次第で純愛ルートにも到達できるマルチエンディング仕様でした。
原作ゲーム内には以下のような代表的な結末が存在します:
- 「鮮血の結末」:言葉が世界を駅のホームで刺殺するバッドエンド。
- 「我が子へ」:世界が誠を刺殺するバッドエンド。
- 「永遠に」:言葉が誠の目の前で屋上から飛び降り自殺を図るルート。
アニメ版のスタッフは、原作に散らばるこれら最悪のバッドエンドの要素を巧みに抽出し、一本の連続したシナリオとして統合しました。誠のクズっぷりを極限まで際立たせ、複数の破滅要素を惜しみなく注ぎ込んだからこそ、あの唯一無二の結末が完成したのです。