伝説のボクシング玩具「拳闘士」が劇的進化!大人が今熱狂する理由
時計の針を巻き戻そう。1970年代から80年代にかけての日本の玩具業界において、革新的なアイデアでヒット作を連発していたのがツクダオリジナルだ。創業家の佃和憲氏らが牽引した開発陣は、シンプルな物理ギミックと勝負の駆け引きを融合させた対戦型アクション玩具の可能性に早くから着目していた。
その象徴が初代「拳闘士」だ。2本のコントロールレバーを前後にスライドさせ、連打でフックやストレートを繰り出す構造は極めて直感的。ボクシングという過激な格闘スポーツを、安全かつ誰もが本気になれる卓上バトルへと昇華させた。勝敗の判定は明快そのもの。顎にクリーンヒットを食らえば、スプリング仕掛けの人形が無情にも後方へ跳ね上がる。この分かりやすさと手応えが、当時の小学生たちをテレビゲームから引き離し、食卓の上のリングへと釘付けにした。