肉桂とは?シナモンやニッキとの違いから健康効果・副作用まで徹底解説
日常会話や食品表示で混同されやすい「肉桂」「シナモン」「ニッキ」ですが、植物の種類や使用部位を整理すると、その違いがクリアになります。
まず、シナモンは主にスリランカ原産の「セイロンシナモン」や中国・東南アジア原産の「カシア」の「樹皮」を剥ぎ取り、乾燥させて筒状に丸めたものです。洋菓子やカプチーノに使われるマイルドで甘い香りが特徴となっています。
一方、日本古来のニッキは、江戸時代に日本へ導入された「ニホンニッケイ」の「根の皮(根皮)」を主原料としています。樹皮ではなく根を用いるため、シナモンよりも刺激的な辛味と強い清涼感が前面に出ます。京都名物として名高い八ツ橋の原料として伝統的に使われてきたのも、このニッキ特有のパンチのある風味です(※現在の量産品ではカシア樹皮粉末が併用される場合もあります)。
そして肉桂は、これらニッケイ属植物全般を指す包括的な漢語であり、文脈によって「カシア(シナニッケイ)」や「ニホンニッケイ」そのものを指します。広義には同じファミリーですが、「どこの国のどの原種か」「樹皮か根皮か」によって風味のキャラクターが大きく分かれます。