加害者家族を救う阿部恭子の現在地と知られざる過酷な支援の裏側
重犯罪が発生した瞬間、加害者家族の日常は音を立てて崩壊する。自宅の壁には罵詈雑言が殴り書きされ、スマートフォンの通知は鳴り止まない。子どもは学校に通えなくなり、親兄弟は職を失う。日本社会に根深く残る連座制のような空気感が、法的な罪を犯していない家族にまで過酷な社会的制裁を課すのだ。
居場所を完全に失い、自ら命を絶つことすら選ぼうとする家族は少なくない。罪悪感と世間からの恐怖に押しつぶされ、外部に助けを求めることすら許されないと感じてしまう。加害者家族支援の現場は、単なる相談窓口ではない。まさに生死の境界線上で繰り広げられる、壮絶なクライシス・レスポンスの連続なのだ。