朝ドラ歴代全記録!驚異の最高視聴率から最新ヒロイン秘話まで
令和に入り、朝ドラは単なる「朝の爽やかな励まし」から、社会構造への鋭い批評性を帯びたメディアへとさらなる進化を遂げている。その象徴が2026年の『虎に翼』だ。日本初の女性弁護士のひとりである三淵嘉子をモデルにした本作は、伊藤沙莉演じる猪爪寅子が「はて?」と疑問を投げかける姿を通じて、明治・大正・昭和にわたる法体制の不条理と女性たちの抑圧を克明に描き出した。
従来のヒロイン像に見られがちだった「どんな苦難も笑顔で受け流す健気さ」を解体し、怒りや葛藤、連帯をストレートに描いた作劇は、視聴者に強烈なインパクトを与えた。平等を求める闘いは過去の歴史ではなく、今を生きる私たちの地続きの課題であるというメッセージは、日本のテレビドラマにおける新たな地平を切り拓いたと言える。