耳の奥で鳴り止まない低音の正体は?見逃せない危険信号と初期対応
異変を覚えたら、市販の鎮痛剤やビタミン剤で自己解決を図るのではなく、速やかに耳鼻咽喉科専門医の診察を受けることが最優先となる。一般的な内科では簡易的な聴力検査機器しか備えていない場合があり、低音域特有の落ち込みを見逃す恐れがあるためだ。
クリニックでは、純音聴力検査を用いて125Hz〜250Hzといった超低周波の感度を精緻に測定する。内リンパ水腫が疑われる場合は利尿剤(イソソルビドなど)によって内耳のむくみを取り除き、突発性難聴の疑いが濃厚であれば高用量の副腎皮質ステロイド薬による抗炎症療法が速やかに導入される。受診までの応急的な過ごし方としては、激しい運動やサウナなどの急激な血圧変動を避け、水分を適度に補給しながら遮音性の高い環境で安静を保つことが推奨される。耳抜きを無理に行う行為は、内耳窓の破損を招く恐れがあるため厳禁だ。