彼岸花の毒は触るだけで危険?致死量の真相と墓地に植えられた理由

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彼岸花(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)の美しさに潜む毒の主成分は、「リコリン(Lycorine)」と呼ばれるヒガンバナアルカロイドです。彼岸花にはリコリンのほかにもガランタミン、セキサニン、タゼチンなど約20種類に及ぶ有毒アルカロイドが含まれており、植物全体(全草)に毒性を帯びています。

なかでも最も毒素が凝縮されている部位が、地下にある「鱗茎(りんけい=球根)」です。根元に栄養を蓄える球根部分には高濃度のリコリンが集積しており、誤って口にした場合の中毒リスクが最も高くなります。

リコリンの毒性は決して軽視できません。成人の推定致死量はリコリン純末換算で約10gとされており、球根に換算するとおよそ1個〜数個程度に相当します。体重の軽い子どもや小型犬、猫などの小動物であれば、わずか数グラムのかじり食いでも致死量に達する恐れがあります。「植物だから少し噛んだくらいなら大丈夫」という油断は極めて危険です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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