タリーズ創業者の波乱万丈!米国の発祥から伊藤園買収までの全内幕

タリーズ創業者の波乱万丈!米国の発祥から伊藤園買収までの全内幕の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

だが、現実は甘くなかった。時を同じくして1996年、巨大黒船であるスターバックス コーヒー ジャパンが東京・銀座の松屋通りに1号店をオープンし、日本中に社会現象を巻き起こしていたのだ。後発となるタリーズの参入に、銀行も不動産業者も冷淡を極めた。「スタバの二番煎じに勝ち目はない」と、誰もが色眼鏡で見ていた。

松田氏は退路を断ち、1997年1月、タリーズコーヒージャパン株式会社の前身を設立。同年8月、猛暑の銀座裏通りに念願の1号店を開業させた。人通りの決して多くない路地裏。松田氏自らがエプロンを締め、炎天下の路上に立って道行く人々に試飲のカップを配り続けた。選び抜かれたスペシャリティコーヒー豆を店内で丁寧に抽出するその味わいは、徐々に本物志向のビジネスパーソンやコーヒー通の口コミを呼び、やがて店の前には長蛇の列ができるようになっていった。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。