名曲アローンアゲイン和訳!陽気な旋律に隠された孤独と衝撃の真相
「アローン・アゲイン」の世界的成功は、皮肉にもオサリバン自身を別の巨大な孤独と闘争へ追いやることになった。当時彼が所属していたのは、名プロデューサーのゴードン・ミルズが率いるMAMレコードだった。
どれほどレコードが売れても、莫大な利益のほとんどはマネージメント会社とレーベルに吸い上げられ、作家本人には正当な対価が支払われていなかった。自身の創作物に対する権利を取り戻すため、オサリバンは1970年代末から長期にわたる法廷闘争へと踏み切る。1982年、英国高等法院はオサリバン側の完全勝訴を言い渡し、マスターテープの原盤権と未払い印税の返還を命じた。
この裁判は、旧態依然とした搾取構造に甘んじていた世界の音楽出版業界を根底から揺るがす歴史的判例となった。アーティストが自らの原盤権と著作権を死守するための先鞭をつけたオサリバンの戦いは、ソフトロックの気品ある佇まいとは裏腹に、極めて強靭な作家精神に満ち溢れていた。