土俵を支配する強さの秘密とは?モンゴル勢が変えた大相撲の現在地
大相撲の平成から令和にかけての歴史は、モンゴル出身横綱たちの闘争の歴史そのものと言っていい。荒ぶる闘志と電光石火のスピードで土俵を席巻した朝青龍明徳は、相撲の概念をアグレッシブな格闘技へと昇華させた。その背中を追い、歴代最多となる45回の幕内最高優勝を記録した白鵬翔は、無類の前捌きと柔軟な受けの相撲で「不滅の金字塔」を打ち立てた。
さらに両膝の怪我と内臓疾患で序二段まで陥落しながら、奇跡の復活劇を遂げて第73代横綱へと上り詰めた照ノ富士春雄の生き様は、相撲ファンのみならず世界中に衝撃を与えた。逆境を跳ね返す強靭なメンタリティと、万全の体勢から繰り出す豪快な極め出しは、モンゴル勢が受け継ぐ不屈の精神を象徴している。