ヒット曲を生む定番コード進行の秘密|王道から丸サ進行まで徹底解剖

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DTM(デスクトップミュージック)ソフトやコード入力支援ツールの進化により、初心者でもボタン一つで複雑なコード進行を配置できる環境が整いました。しかし、制作現場の取材やクリエイターコミュニティの生の声からは、特有の壁に突き当たる初心者の姿が浮き彫りになっています。

インターネット上の質問掲示板やSNSでは、「定番の丸サ進行を並べてみたものの、メロディを乗せるとどれも似たような曲になってしまう」「コードが洒落ているのに、全体として退屈な印象になる」といった悩みが後を絶ちません。プロの作曲家やアレンジャーは、こうした現象の原因を次のように指摘します。

「コード進行はあくまで建物の基礎や柱にすぎません。同じ丸サ進行でも、ピアノのトップノートをどう動かすか(ボイシング)、シンコペーションをどう効かせるか、ベースの動線でどうグルーヴを作るかによって曲の表情は180度変わります。初心者の多くはコードネームの羅列にとらわれ、時間軸上のリズムとメロディの跳躍を見落としがちです。」(制作会社アレンジャーの証言)

型をなぞる作業から一歩踏み出し、コード進行が持つ推進力をメロディラインとどう拮抗させるかという視点こそが、単調なループから抜け出す鍵となります。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。