チェーンメールとは?恐怖の手紙からLine拡散の心理と対策を徹底解説

チェーンメールとは?恐怖の手紙からLine拡散の心理と対策を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

チェーンメールとは、受け取った相手に対して「複数の知人やグループに同じ内容を転送すること」を促すメッセージの総称です。英語の「Chain Letter(連鎖状の手紙)」に由来し、数学的なねずみ算(幾何級数)の仕組みを利用して爆発的に増殖します。

仮に1人が5人に転送し、受け取った全員が同様に5人へ回し続けた場合、わずか10段階の連鎖で送信件数は976万5,625件に達します。14段階を超えれば日本の総人口を軽く突破する計算です。実際には途中で止める人が大半であるため理論値通りには広がりませんが、通信インフラへの負荷や受信者の精神的ストレスは計り知れません。

日本における不幸の手紙の歴史と経緯を振り返ると、その源流は1970年前後に流行した郵便ポストへの匿名投函にあります。「これを読んだら24時間以内に同じ文面を3人に書き写して送れ」という脅迫文面が小中学生を中心に蔓延し、社会問題化しました。1990年代後半から2000年代にかけて携帯電話(ガラケー)のショートメッセージやキャリアメールが普及すると、通信コストの低下と即時性によって拡散スピードは数千倍に加速。「転送しないと死ぬ」といった古典的な呪い系から、フィッシング詐欺サイトへ誘導するスパムへと進化を遂げました。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。