カサゴの煮付けで身がパサつく原因は?料亭の黄金比レシピと下処理
ネット上のレシピ動画やSNSで散見される情報の中には、カサゴの調理において逆効果となる誤解がいくつか存在します。
誤解1:「香味野菜(生姜やネギ)は最初から大量に入れて煮込む」
生姜を最初から煮汁と一緒に過剰に煮込むと、加熱によって香りの成分が揮発し、逆に生姜の苦味やえぐみが煮汁に移ってしまいます。生姜は薄切りにして魚を入れるタイミングで投入し、長ネギや付け合わせのゴボウは、下茹で(または電子レンジで加熱)したものを煮込みの後半に加えるのが正解です。
誤解2:「皮の縮みを防ぐために深く大きな十字の切れ目を入れる」
切れ目を骨に達するほど深く入れてしまうと、強火で加熱した際にそこから身が割れて崩れ、内部の肉汁がすべて煮汁に流出してしまいます。飾り包丁は、皮を一枚切り裂いて身の表面に「深さ5mm程度」の斜めの一文字(または浅いクロス)を入れるだけで十分です。