赤いきつねとどん兵衛のパクリ疑惑を徹底追及!元祖はどっち?
長年比較され続ける両者ですが、中身の設計思想には明確な違いが存在します。パクリという言葉では片付けられない、両社のこだわりを3つの要素から比較します。
1. つゆ(出汁)のアプローチ
東洋水産の赤いきつねは、鰹節と昆布をベースに、しっかりとした醤油の風味とキレのある旨味を前面に出しています。一方、日清のどん兵衛は本枯節や昆布、煮干しなどを重ね合わせ、だしの華やかな香りと深みのある上品な後味を追求しています。また、両社ともに東西で味付けを変える「地域別つゆ」を展開していますが、この地域別展開を業界で最初に行なったのは東洋水産でした。
2. 麺の食感と製法
赤いきつねの麺は、やや縮れがあり、モチモチとした弾力とつゆの持ち上げの良さが特徴です。どこか懐かしい屋台や大衆食堂のうどんを思わせる安心感があります。対するどん兵衛は、2000年代以降の技術革新によって「太ストレート麺」を実現。つるみとコシが強く、手打ちうどんに近い本格的な喉越しを誇ります。
3. お揚げの味付けとジューシー感
赤いきつねのお揚げは、噛んだ瞬間にじゅわっと染み出す甘辛く濃厚な味付けが特徴で、出汁とのコントラストが際立ちます。どん兵衛のお揚げは、ふっくらとした厚みがあり、丸大豆ならではの豊かな大豆の風味と、出汁本来の旨味を引き立てる上品な甘さに仕上がっています。