安倍首相の病気とは何だったのか?2度の辞任劇と潰瘍性大腸炎の真実

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政治生命が完全に断たれたかに見えた安倍氏の転機となったのが、2009年に日本国内で承認された治療薬「アサコール」(一般名:メサラジン)でした。

従来の治療薬に比べ、アサコールは大腸の患部に直接高濃度の有効成分を届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)を備えており、安倍氏の病状に劇的な効果をもたらしました。薬の服用によって大腸の炎症が劇的に鎮静化し、長年苦しめられていた症状が嘘のように治まる「寛解」の状態を維持できるようになったのです。

健康を取り戻した安倍氏は、2012年9月の自民党総裁選に出馬を表明。メディアに対して自ら病名と新薬によって完治に近い状態にあることをオープンに説明し、同年12月の総選挙で見事に政権奪還を果たしました。歴代最長となる第2次安倍政権の誕生は、医学の進歩と新薬の恩恵なしには語れない歴史的な事実です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。