岸信介と統一教会の関係はなぜ始まった?国際勝共連合と自民党の歴史
岸信介と教団創始者・文鮮明の関係は、単なる組織間の提携にとどまりませんでした。1970年代に入ると、両者の個人的かつ直接的な交流を示す動かぬ証拠が次々と残されることになります。
1969年4月、岸は渋谷区松涛にあった統一教会本部を自ら公式訪問しました。日本の元首相が新興宗教の本部施設を直接訪れ、信者たちを前に激励のスピーチを行うという異例の事態は、教団側にとって自らの正統性を内外に誇示する最大のプロパガンダ材料となりました。
さらに1973年11月、帝国ホテルで開催された統一教会系の晩餐会において、岸信介と文鮮明が親密に握手を交わし、歓談する記念写真が撮影されています。この場で岸は「文先生の偉大なる指導力に深く敬意を表する」旨の祝辞を述べており、教団トップと日本の最高権力者が極めて緊密な盟友関係にあった事実を物語っています。