市川海老蔵の酒癖と西麻布事件の真相|断酒の理由と團十郎の現在
その危惧が最悪の形で現実となったのが、2010年11月25日未明に発生した西麻布暴行事件です。港区西麻布の雑居ビル内にある会員制バーで、海老蔵が顔面陥没骨折や全身打撲という全治約2カ月以上の重傷を負い、血まみれで自宅に帰宅したことから事件が発覚しました。
事件の発端は、海老蔵が同席していた暴走族グループの元リーダーらと飲酒していた際、介抱を巡るやり取りや泥酔状態での言動から口論に発展したことでした。その後、現場に呼び出された伊藤リオン氏(元暴走族グループ関係者)から激しい暴行を受ける経緯をたどりました。事件後、海老蔵側は被害届を提出し、加害者側は傷害罪で逮捕・起訴されるに至ります。
同年12月に都内ホテルで開かれた緊急の記者会見では、左目を大きく腫らし、痛々しい傷跡を残した海老蔵が登壇しました。深々と頭を下げ、「自らの驕りと不徳の致すところ」と謝罪した姿は日本中に衝撃を与えました。この会見を通じて海老蔵には無期限の歌舞伎出演自粛(謹慎処分)が下され、役者人生における最大の挫折を味わうことになります。