単子葉類と双子葉類の違いとは?決定的な見分け方と超効率の覚え方
植物の茎や葉を走る「パイプ」である維管束は、主に水や無機養分を運ぶ道管と、葉の光合成で作られたデンプンなどの有機養分(糖)を運ぶ師管が束になった組織です。
この分野で多くの生徒が躓くのが、「道管と師管のどちらが茎の内側で、どちらが外側か」という位置関係の識別です。
双子葉類の茎の断面を観察すると、維管束が綺麗な円を描いて環状に並んでいます。このとき、中心(内側)にあるのが道管であり、表皮側(外側)にあるのが師管です。単子葉類では維管束自体が茎全体に散在していますが、個々の維管束の束をミクロで見ると、やはり中心に近い側が道管、外皮に近い側が師管という配置ルールは崩れていません。
現場の指導現場で絶大な効果を発揮している語呂合わせが「うちは水(内は道管)、外はご飯(外は師管)」という覚え方です。地面から吸い上げた冷たい水は茎の中心深くを通り、太陽の光を浴びて葉で作られた栄養は外側を通って各器官へ届けられるとイメージすると、試験本番でも迷わず即答できます。
また、双子葉類の道管と師管の間には、細胞分裂を行って茎を太く成長させる形成層が存在します。単子葉類にはこの形成層がないため、竹やトウモロコシのように茎の太さがあまり変わらずに上へと伸びていくという特徴を持ちます。