英語で「気にしないで」をどう伝える?Don't Worryの落とし穴と正解フレーズ
日常会話で誰もが使ってしまいがちな「Don't worry(心配しないで / 気にしないで)」。文法的には平易で使い勝手が良いように思えますが、英語の構造上「Don't + 動詞」は命令文です。相手が仕事のミスを深く謝罪している場面で単に「Don't worry.」と言い放つと、語気や表情によっては「そんな小さなことで取り乱すな」「騒ぎ立てるな」という突き放したニュアンスとして受け取られるケースが多々あります。
コミュニケーションの現場で働くバイリンガルスタッフや海外在住者の間でも、この「Don't worryの違和感」は頻繁に議論の対象となります。心理言語学的な観点から見ても、相手が申し訳なさを抱えているときに命令形で感情を制御しようとするアプローチは、相手の罪悪感をかえって刺激したり、不快感を与えたりすることが分かっています。単独で「Don't worry」と切り捨てるのではなく、「Don't worry about it, it happens to everyone.(気にしないで、誰にでもあることだよ)」のように文脈を補足するか、状況に応じた別のフレーズへ切り替える配慮が欠かせません。