初穂料のお金の入れ方と向きは?のし袋マナーや新札の作法を徹底解説
都内および地方の主要神社社務所で長年ご祈祷受付を担当する神職関係者への聞き取りによると、「社頭の受付で最も多いトラブルは、お札がむき出しのまま財布から出されたり、バッグから直に取り出されたりするケース」だといいます。
神道において初穂料は「神様への捧げ物」です。そのため、持参する際は初穂料 ふくさ 包み方に則り、必ず袱紗(ふくさ)や小風呂敷に包んで持参するのが大人の嗜みです。
慶事用の袱紗は、暖色系(赤、ピンク、エンジ、金など)または慶弔両用の紫色の袱紗を使用します。包む手順は、袱紗をひし形に広げ、中央よりやや左寄りにのし袋を置き、「左 → 上 → 下 → 右」の順に折り重ねて右側を最後に被せる「右開き」が慶事の鉄則です。
神社 祈祷 初穂料 渡し方の現場手順:
1. 社務所の受付窓口の直前で袱紗を取り出す。
2. 袱紗を開いてのし袋を取り出し、畳んだ袱紗の上にのし袋を乗せる。
3. 相手(巫女や神職)から見て正面(文字が読める向き)になるよう時計回りに反転させる。
4. 「本日はよろしくお願い申し上げます」「初穂料をお納めください」と添えて、両手で差し出す。
なお、似た用語に「玉串料(たまぐしりょう)」がありますが、初穂料 玉串料 違いは用途の適用範囲にあります。「初穂料」は神仏への初物奉納に由来するため神前結婚式・お宮参り・厄払いなどの慶事・祈願全般に使えますが、通夜や葬儀(神葬祭)などの弔事には使えません。一方、「玉串料」は神霊に捧げる玉串の代わりという意味を持つため、慶事・祈祷はもちろん、神道の葬儀や慰霊祭などの弔事にも共通して使用可能です。