多摩川浅間神社の全貌|絶景展望台と限定御朱印・ご利益の真相を徹底取材

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多摩川浅間神社の歴史は古く、今から800年以上前の鎌倉時代初期(文治年間・1185〜1190年頃)に遡ります。社伝によると、源頼朝が遠く出陣した際、夫の身を案じた妻の北条政子がこの地を訪れました。政子は高台から見えた富士山に向かって手を合わせ、夫の武運長久と無事を祈願し、身につけていた「正観世音像」をこの丘に祀ったのが神社の草創と伝えられています。

その後、歴代の領主や地域住民の手によって大切に受け継がれ、現在の社殿は1973年(昭和48年)に再建されました。特筆すべきは、その建築様式です。全国に約1,300社あるとされる浅間神社の中でも、社殿の上にさらに別の社殿が重なるような二階建て構造の「浅間造(せんげんづくり)」を採用している神社は極めて稀であり、東京都内では唯一の貴重な建築です。手水舎には富士山の溶岩が配され、本殿の優美な朱色と武蔵野の緑が織りなす景観は、建築・歴史ファンにとっても見応え十分です。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。