黒死病とは何か?欧州3割を奪ったペストの猛威と現代に残る痕跡
Q1:黒死病とペストは何が違うのですか?
A1:医学的な病名としては同一の「ペスト(ペスト菌感染症)」です。「黒死病」は、14世紀中世ヨーロッパで数千万人を死に至らしめた第2次ペスト世界的大流行を指す歴史的呼称であり、敗血症によって手足や全身の皮膚が黒く壊死する凄惨な症状から名付けられました。
Q2:なぜペスト医師は鳥のくちばしのようなマスクをつけていたのですか?
A2:中世から近世にかけて「病気は悪臭(瘴気)によって運ばれる」と信じられていたためです。鳥のくちばし部分に香料やハッカ、樟脳などの薬草を詰め、汚染された空気を吸い込まないための原始的なフィルターとして使用していました。
Q3:現在、日本国内でペストに感染する可能性はありますか?
A3:日本国内でのペスト発生は1926年以降1例も確認されておらず、国内で日常生活を送る中で感染する可能性は事実上ゼロです。ただし、マダガスカルやコンゴ、ペルー、米国南西部など一部の海外流行地では現在も散発的に発生しているため、該当地域へ渡航する際は野生動物やノミへの警戒が必要です。
Q4:ペストに感染した場合、現代医学で治療できますか?
A4:はい、完治可能です。ペスト菌は細菌であるため、ストレプトマイシンやゲンタマイシン、ドキシサイクリンなどの抗生物質が極めて有効です。早期に診断して抗菌薬を投与できれば、致死率は10%未満に抑えられます。 (出典: 黒 死 病 と は(Yahoo!ニュース))