筍の茹で方でえぐみが残る決定的理由!米ぬかなし代用とプロの下処理術
下処理を終えて筍をカットした際、節の隙間に白い結晶のような粉が付着しているのを見て「アクが残っているのではないか」「残留農薬やカビではないか」と不安に感じる方が後を絶ちません。中には洗剤や流水でゴシゴシと洗い流してしまうケースも見受けられます。
しかし、たけのこの節に見られる白い粉は「チロシン」と呼ばれる非必須アミノ酸の一種であり、有害物質やアクの結晶ではありません。チロシンは筍の旨味を構成する極めて重要な栄養素であり、体内でドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の前駆体となる良質な成分です。水に溶けにくいため冷却時に白く結晶化しますが、チロシンは無理に洗い流す必要は全くありません。むしろ滋養と旨味の塊であるため、そのまま調理に使うのが正解です。黒ずんだ酸化物とは明確に区別し、素材の恵みとして味わいましょう。