禁錮刑とは?懲役との違いや実態・拘禁刑への一本化を徹底解説
ネット上の法知識掲示板やSNSでは、禁錮刑に関して多くの誤った言説が流布しています。代表的な3つの誤解を正しく解き明かします。
誤解①:「禁錮刑なら前科がつかない」
完全に誤りです。禁錮刑であっても実刑・執行猶予を問わず検察庁の「前科調書」および市区町村の「犯罪人名簿」に登録されます。履歴書の賞罰欄への記載義務が発生し、虚偽告知は経歴詐称に問われます。
誤解②:「個室でテレビやスマホを自由に使える」
全くの事実無根です。通信機器の持ち込みは一切禁止されており、外部との連絡は厳格に検閲される手紙と限られた回数の面会のみです。食事や入浴、起床・就寝の時間も懲役受刑者と全く同じ刑務所規則に従って分刻みで管理されます。
誤解③:「懲役刑を科される悪人とは刑務所が完全に別である」
原則として居室や作業場は懲役受刑者と区分されて管理されますが、収容される施設自体は同一の刑務所内であるケースがほとんどです。特別な優遇措置や豪勢な待遇が用意されているわけではありません。