犬夜叉と浜崎あゆみ『Dearest』誕生秘話|神曲の起用理由と現在の評価

犬夜叉と浜崎あゆみ『Dearest』誕生秘話|神曲の起用理由と現在の評価の全貌を詳しく解説してご紹介します。

「Dearest」のテレビ放映とほぼ時を同じくして、2001年12月に公開されたシリーズ初の劇場版『映画 犬夜叉 時代を越える想い』の主題歌として書き下ろされたのが「no more words」でした。この楽曲は、シングル「Dearest」のカップリングおよび4thアルバム『I am...』に収録された重厚なミディアムバラードです。

劇場版の監督を務めた篠原俊博氏をはじめとする制作陣は、スクリーンならではのスケール感と、主人公・犬夜叉と日暮かごめ、そして桔梗が織りなす「時空と因縁を越えた感情の揺らぎ」を表現できる歌唱力を求めていました。制作関係者の証言や当時のインタビュー資料によると、浜崎あゆみ側にも映画のプロットや絵コンテの意図が共有され、映画のクライマックスの余韻を決定づけるドラマチックな楽曲設計が進められました。

「言葉にならない想い」「互いを信じる強さと儚さ」を歌い上げる「no more words」は、劇中の戦国世界が持つ悲哀と見事に調和。エンドロールで流れた瞬間に涙を流す観客が続出し、劇場版『犬夜叉』シリーズ屈指の感動を生み出す決定打となったのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。