Ct検査で大腸がんは見つかる?内視鏡との違いと精度を徹底解説
Q1:健康診断の便潜血検査で陽性になりました。大腸カメラが怖いのでCT検査だけで済ませても良いですか?
A1:医学的には推奨されません。便潜血陽性の精密検査として確立されたガイドライン上の標準検査は大腸内視鏡です。大腸CTでも進行がんや一定サイズ以上のポリープは見つかりますが、出血原因となる微小病変や平坦型早期がんを見落とすリスクがあります。また、CTで異常が見つかった場合は結局内視鏡検査で組織採取や切除を行う必要があるため、最初から内視鏡を選択するのが最も確実です。
Q2:大腸CT検査による放射線被曝の影響は心配ないレベルですか?
A2:大腸CT検査で受ける放射線量は、装置やプロトコルによって異なりますが概ね5〜10mSv(ミリシーベルト)程度です。これは日常生活で受ける年間自然放射線量(日本平均で約2.1mSv)の数年分に相当しますが、一度の検査で健康被害が出るレベルではありません。近年のマルチスライスCTは低線量撮影技術が進化しており、被曝を最小限に抑える工夫がなされています。ただし妊娠中または妊娠の可能性がある方は受けられません。
Q3:大腸CT検査でポリープが見つかった場合、その日のうちに切除してもらえますか?
A3:CT検査の当日にその場で切除することは不可能です。大腸CTはX線撮影を行う放射線検査であり、処置具を通す機構はありません。ポリープが発見された場合は、後日改めて消化器内科を受診し、大腸内視鏡検査の予約を取って内視鏡的に切除する必要があります。