お正月の歌「もういくつねると」に隠された真実と2番の歌詞の謎

お正月の歌「もういくつねると」に隠された真実と2番の歌詞の謎に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

『お正月』の歌詞は、子どもの純粋な待ち望む感情を極めて簡潔かつ鮮明に描いています。全貌を改めて確認すると、1番と2番で対比構造が取られていることが分かります。

【1番 歌詞】
もういくつねると おしょうがつ
お正月には 凧(たこ)あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやくこいこい お正月

【2番 歌詞】
もういくつねると おしょうがつ
お正月には まりついて
おいばね(追羽根)ついて 遊びましょう
はやくこいこい お正月

ここで多くの人が疑問を抱くのが、「なぜ日数を『寝ると』と表現するのか」という点です。大人の暦の感覚であれば「あと〇日」と計算しますが、時間の概念がまだ未発達な幼少期の子どもにとって、一日の区切りは「夜眠り、朝起きること」に他なりません。「一晩寝れば、それだけお正月に近づく」という直感的な時間認識を、東くめは見事な観察眼で言語化しています。

さらに民俗学的な視点からも重要な意味を持ちます。古来の日本において、正月は単なる暦の始まりではなく、山や天から「年神様(歳神様)」を家庭にお迎えし、新しい年の生命力を授かる神聖な儀礼でした。大人たちが煤払い(大掃除)や門松・しめ飾りの準備に追われる中、子どもたちは日ごとに高まる特別な空気感を肌で感じ取り、胸を高鳴らせていたのです。

斉藤 蓮

斉藤 蓮

デジタルマーケティングコンサルタント

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。