モーリー・ロバートソンが天才と呼ばれる理由|東大とハーバードの真相

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モーリー・ロバートソン氏の知性を語る上で、避けて通れないのが1981年春に打ち立てられた伝説的な受験記録です。日本屈指の超難関校として知られる東京大学理科一類に現役合格を果たしただけでなく、アメリカのアイビーリーグの頂点に君臨するハーバード大学、さらにはマサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン大学といった世界最高峰の学府から、ことごとく合格通知を勝ち取りました。

日米の大学入試制度は根本から異なります。暗記力と緻密な論理的解答手順が厳格に求められる東大の一般入試と、学業成績(GPA)に加えて課外活動の実績、独創的なエッセイ、多面的な人間性が問われるアメリカの名門入試。この性質のまったく異なる2つの選抜システムを、同じ年度に独力で完全攻略した事例は、日本の大学受験史上でも極めて異例の快挙として語り継がれています。

この驚異的な突破力の礎となったのが、中高時代を過ごした広島県の名門・広島学院高等学校での学びでした。米国人の心臓病専門医である父と、毎日新聞記者を務めた日本人ジャーナリストの母・ロバートソン黎子氏のもとに生まれた彼は、幼少期から日米を幾度となく往復する環境で育ちました。日米の公立校を経て編入した広島学院の厳格な全人教育の中で、日本語の文法と古典、高度な数学的思考力を徹底的に叩き込まれ、元来持っていた知的好奇心が一気に開花したと関係者は述懐しています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。