なぜレタスしゃぶしゃぶに熱狂?黄金出汁と豚バラで極める至高の味
生食用のイメージが根強いレタスをあえて鍋の主役に据えるスタイルが、なぜここまで爆発的な広がりを見せているのでしょうか。最大の要因は、加熱による「食感の変化」と「豚肉の旨味を吸い上げる構造」にあります。
白菜は煮込むほどにクタクタになり甘みが増す一方、水分が多く出汁が薄まりやすい特徴があります。これに対し、レタスは95%以上が水分でありながら繊維質が規則正しく並んでいるため、熱湯に3〜5秒サッとくぐらせる程度であれば細胞壁が破壊されず、内部の瑞々しさと外側のしなやかさが共存する「奇跡のシャキシャキ感」を維持できます。
テレビ番組『和田明日香とゆる宅飲み』(BSテレビ東京)で料理家の和田明日香さんが紹介したレシピでも、沸騰した鍋に具材を入れてからわずか短時間で仕上がる手軽さと、肉のしっとりした食感が大きな反響を呼びました。豚バラ肉の甘い脂がレタスの葉の複雑なひだに絡みつき、脂っぽさを感じさせることなく肉のコクだけをダイレクトに味わえる点が、脂っこい料理を敬遠しがちな層からも絶大な支持を集めています。