エリア51の真相に迫る!機密解除文書と衛星画像が暴く米軍の正体
冷戦が終結し、CIAが施設の歴史的役割を認めた後も、エリア51の警備体制は緩和されるどころか年々強化されています。基地境界線には「WARNING: RESTRICTED AREA(警告:制限区域)」「Use of deadly force authorized(致死力の行使を許可する)」と記された無骨な看板が立ち並び、監視カメラ、動体検知センサー、そして未登録の白・灰色のピックアップトラックに乗った民間武装警備隊(通称「カモ・ドゥード」)が24時間体制でパトロールを行っています。
なぜ米軍は、これほどまでに神経質なまでの立ち入り拒絶を続けるのか。理由は大きく分けて2点存在します。
1. 第6世代戦闘機および次世代極秘アセットの開発
第一の理由は極めて明白です。エリア51は過去の遺産ではなく、現在進行形でアメリカ空軍の最重要テストサイトであり続けています。米空軍が進める次世代制空権確保構想「NGAD(Next Generation Air Dominance)」のプロトタイプ飛行実験、ステルス長距離偵察無人機「RQ-180」の実証評価、さらには指向性エネルギー兵器(高出力レーザーなど)の実装テストがこの隔絶された空間で行われています。
中国やロシアの軍事偵察衛星が常時周回する現代において、地上での露出時間を秒単位で計算しながらハンガーから機体を出し入れし、レーダー反射断面積(RCS)の測定を行うための物理的防護空間として、グルームレイクに代わる場所は米国内に存在しません。
2. 国家的スキャンダルを封じる「有害廃棄物焼却」の闇
立ち入りを頑なに拒むもう一つの、より人間臭くドロドロとした法的理由が「環境問題と国家賠償責任」です。1990年代、エリア51で勤務していた元技術者やその遺族が連邦政府を相手取り集団訴訟を起こしました(カサディ対プレスコット裁判)。
原告側の訴えによると、基地内ではステルス機の塗装に使われる未知の化学物質、レーダー吸収材(RAMコーティング剤)、猛毒のダイオキシン類を含む廃棄物が、保護具も支給されないまま巨大なオープンプリット(露天の穴)で毎晩のように燃やされていたとされます。その結果、多くの作業員が激しい呼吸器不全、皮膚の壊死、特異なガンを発症し、次々と命を落としました。
しかし、裁判所が基地の環境査察を命じようとした矢先、ビル・クリントン大統領(当時)は「大統領令」を発令。国家安全保障上の理由から、エリア51における環境関連法の適用免除を宣言したのです。この免除措置はジョー・バイデン政権に至る歴代大統領によって毎年署名更新され続けています。もし民間人が自由に立ち入れば、土壌や地下水から致死的な化学物質が検出され、米政府が巨額の賠償責任と防諜上の失態を認める事態に発展しかねないという、極めて生々しい現実が横たわっています。