ホールトマトとは?カットトマトとの違いや煮込みに最適な理由を徹底解剖
ホールトマトは栄養面でも極めて優れた食材です。特に注目すべきは、強力な抗酸化作用を持つ赤色色素「リコピン」の含有量です。缶詰用のトマトは完熟した状態で収穫されてすぐに加工されるため、一般的な生食用トマトと比較してもリコピンの蓄積量が豊富です。
リコピンは熱に強く、脂溶性(油に溶けやすい)の性質を持っています。オリーブオイルなどの油脂と一緒に加熱調理することで、生のトマトをそのまま食べるよりも体内への吸収率が2〜3倍に跳ね上がることが知られています。
なお、「缶詰のトマトはそのまま食べられるのか」という疑問を持つ人もいますが、製造工程で完全に加熱殺菌されているため、開缶してそのまま食べても衛生上の問題は一切ありません。ただし、ホールトマト本来の豊かな甘みと旨味を最大限に引き出す上では、加熱調理を施すことが理にかなっています。