エリア51の正体と機密解除の真実|宇宙人伝説の裏に隠された極秘開発

エリア51の正体と機密解除の真実|宇宙人伝説の裏に隠された極秘開発にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

2013年8月、米ジョージ・ワシントン大学の国家安全保障公文書館による情報公開請求を受け、CIA(中央情報局)は冷戦期の高高度偵察機「U-2」に関する報告書を機密解除しました。この文書の中で、アメリカ政府として初めて「エリア51」の名称と正確な所在地が公式に認められたのです。

機密解除された文書によって明らかになったのは、無数のUFO目撃情報と軍の極秘開発が密接にリンクしていたという事実でした。1950年代、当時の民間旅客機が高度3,000〜6,000メートルを飛行していた時代に、U-2偵察機は高度20,000メートル以上という前人未到の成層圏を飛行していました。夕暮れ時、地上が暗くなっても超高空を飛ぶ銀色の機体は太陽光を反射して白銀に輝きます。これを目撃した民間パイロットや地上住民から「超高速で光る飛行物体」として無数の通報が寄せられたのです。

空軍は通報の正体が自国の極秘偵察機であることを把握していましたが、ソ連に開発を知られるわけにはいかないため、真相を明かさず自然現象などとして処理しました。その後も、マッハ3で飛行する漆黒の偵察機「SR-71ブラックバード」や、異様な多面体形状を持つ世界初のステルス戦闘機「F-117ナイトホーク」など、常識外れの形状と性能を持つ航空機がこの基地で夜な夜なテスト飛行を繰り返しました。軍の徹底した情報隠蔽と未知の機影が合致した結果、世間に「正体不明の飛行物体=UFO」という認識を定着させる決定打となったのです。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。