扇状地と三角州の違いを完全解説!地形・場所・見分け方の決定版

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扇状地をさらに解像度高く観察すると、上流から順に「扇頂(せんちょう)」「扇央(せんおう)」「扇端(せんたん)」という3つの部位に細分化されます。この3区分の違いは難関校入試でも頻出のポイントです。

最も特徴的な現象が起きるのが中央部の扇央です。扇央部では川の水がすべて砂礫層の地下へと潜り込んでしまい、地表から川が消える「伏流(ふくりゅう)」が発生します。地表には普段水が流れていない涸れ川(水無川)が現れ、極端に水が得にくい環境となります。そのため、扇央は古くから集落の形成には不向きとされ、果樹園や雑木林として利用されてきました。

ところが、扇状地の末端にあたる扇端に達すると、伏流していた地下水が再び地表へと湧き出てきます(湧水帯)。水が容易に手に入る扇端部や、谷口で川から直接取水しやすい扇頂には、古くから人々が集まり集落や水田が作られてきました。扇状地の中であっても「どこでも果樹園」というわけではなく、水の出方に応じて集落や土地利用が巧みに分かれているのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。