なぜ腰振りダンスはバズるのか?元ネタ曲と人気の真相を徹底解剖

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腰を強調する振付は突然生まれたわけではありません。ポップカルチャー史を振り返ると、いくつかの決定的な転換点が存在します。

日本国内で「腰振りダンス」がお茶の間に決定的な衝撃を与えた元祖といえば、2010年に大ブームを巻き起こしたKARAの『ミスター』(ヒップダンス)が挙げられます。背中を向けながらリズミカルに腰を左右に振るキャッチーな振付は、K-POPアイドルの代名詞として社会現象になりました。その後も、BLACKPINKやLE SSERAFIM、aespaといったトップグループが、強烈なヒップワークを取り入れたコレオグラフィーを次々と発表し、カルチャーとしての基盤を強固にしました。

一方で、グローバルな文脈における技術的ルーツは、西アフリカやカリブ海諸国の伝統舞踊、そしてアメリカ南部で発展した「トゥワーク(Twerk)」にあります。2010年代初頭にマイリー・サイラスがVMAで披露したことで世界的なポップカルチャーへと拡大し、現在ではCardi BやMegan Thee Stallionなどのヒップホップ楽曲を通じてバイラルの核となっています。

現在ショート動画でトレンド入りしている主な楽曲群は、重厚なベースラインと小刻みなハイハットが特徴のPhonk(フォンク)系トラックや、ブラジリアン・ファンク(Baile Funk)、さらにはラテンレゲエ調のビートです。これらに乗せた「腰のアイソレーションチャレンジ」が、世界中のクリエイターによって日々再生産されています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。